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そ~ゆ~コラム


【災害時のトイレの問題点】

更新日:2011年04月01日(金)

今回はNPO法人トイレ研究所の方に
災害時のトイレ問題についてお聞きしました。


毎日のように被災地のニュースが話題に上がり、
現地での自衛官の皆さんの奮闘が伝わってきます。
そんな中、あまり取り上げられることのない「トイレの問題点」があります。
テレビで報道される機会が少ないですが、実はとても深刻な問題なのです。



実際にどういった問題があるのか、
今回はNPO法人トイレ研究所の方に災害時のトイレ問題についてお聞きしました。

 

【災害時のトイレ問題とは?】


私達は生きていくために食べなければなりません。それは同時に、排泄をしなければならないことでもあります。
災害で電気や上下水道が使えなくなることで、普段の生活のように水洗を使う、衛生・快適な生活はできなくなってしまいます。


そこで直面するのが、災害時のトイレ問題です。
具体的には、次のようなことがあります。


1.多数の避難者により、トイレそのものの数が不足する


2.大小便の行き場がなく溜まってしまう(仮設トイレ等も満杯になってしまう)


3.きれいに使われず、臭気や汚れで不快な空間になる


4.体力が低下するため、感染症などの危険性が高まる


5.要援護者(こども、高齢者、女性、障がい者)が利用できるトイレが不足する

 

【トイレを我慢すると…。】


何もせずトイレをそのまま放置すれば、不衛生なだけではなく、臭気などによって不快な空間になります。


避難所などの共同生活の場では、きれいに、マナー良く使おうという気持ちになることも簡単ではありません。


不快なトイレに対しては、できれば行きたくないという心理が働き、トイレに行かないための行動として、食べ物や飲みものを控えてしまう場合もあります。


そのような行動は、血液の濃度を高めてしまいます。さらに、ストレスや運動不足によって血流が悪くなることも重なり、血栓ができやすい状況になってしまいます。


この血栓は、肺塞栓症や脳梗塞といった命にかかわる疾患を引き起こしてしまう可能性があります。(エコノミークラス症候群ともいわれています)

 

【みんなのトイレ作法】


では、どのような行動をとればよいでしょうか。


一つは、手をきれいに洗うことです。
手を洗わないと、ノロウィルスやその他の感染症の危険性が増してしまいます。


水がない場合は手指消毒液等で、医療や療養が満足にできない状況下では、感染症の予防に努めることも大変重要です。


もう一つは、「みんなが次に使う人のことを想ってきれいに使い、気持ちの良い空間を保つこと」です。
そのためには、トイレの使い方についてのルールを確立し、そのことをみんなで共有することや、清掃をすることが大切です。


また、トイレにかかわる問題は、羞恥心や個人差(持病・体質等)などもあり、なかなか言い出しにくいという面もあります。
周囲の人への気遣いの一つとして、トイレを話題に出すことも大切です。


水や紙が貴重であることや、清掃道具や衛生用品が不足する状況においてはなかなか難しい面もあるかと思いますが、 一人ひとりがトイレにも優しさを持って接することで、良い方向に向かっていけるのではないかと思います。

 

今回、スゴく身近な問題でありながら、
メディアでもなかなか報道されていない災害時のトイレの問題点を聞く事が出来ました。
今すぐ、行動に移すのがなかなか難しかったりもしますが、
まずは災害時のトイレ問題に意識を持つことで、改善への道へと繋がればと思います。

 

取材協力:トイレ研究所



【特別コラム 過去の記事】

>> 災害時にも役立つtwiiter!

>> 災害時のトイレの問題点


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