第6回 新年度を迎えて

曹友連合会長 𠮷永准尉

はじめに
全国の会員の皆さま、日ごろの訓練・隊務がある中での会活動本当にお疲れさまです。
新しい年度が始まり、定期異動などで生活環境および勤務環境が変わりうまく気持ちを切り替えて勤務している会員がいる一方、ストレスを抱えている会員も中にはいるかと思います。同じ曹友会の仲間として声掛けなどにより、共に助け合っていきましょう。
今回は、令和五年度の会務運営方針および連合会の取り組みについて紹介します。
令和五年度曹友連合会会務運営方針
会務運営方針は、「①曹友会の取り巻く環境の変化に対応し時代に即した会務運営により、②会員・家族の更なる充実を図るとともに、③地域社会との交流及び社会貢献活動の一層の充実を図る」としました。
まず、第一は「曹友会の取り巻く環境の変化に対応し時代に即した会活動」です。会発足から現在に至るまで、時代背景、自衛隊に対する理解およびデジタル化・ネットワーク化の進展などさまざまなものが激変していく中、それらの変化に即した会務運営を行うというものです。併せて変えるべきものと変えないものをよく精査し、二つのバランスを上手に両立してより良い会務運営が必要であると認識しています。引き続き、本部役員、各方面曹友会長および会員皆さまのご意見に耳を傾けながら会務を進めていきたいと思います。
第二は、「会員・家族の更なる充実を図る」です。常に会員・会員家族が充実し、会員の皆さまが何の憂いもなく任務に邁進できるよう、常日ごろから会務運営する上で会員・会員家族を第一に考え、会活動を通じ個人の充実および会員家族の安心感の付与に努められるよう各種基盤の充実に努めていきたいと思います。
最後に、「地域社会との交流及び社会貢献活動の一層の充実を図る」です。皆さまのご協力のおかげで、さまざまな社会貢献活動を通じて地域社会から自衛隊に対する理解および信頼を獲得できていると思います。これからも引き続き各種活動を通じ地域社会との交流や家族間交流を充実させ、共に助け合える良好な関係の構築に努めていきたいと思います。
連合会の新たな取り組み
まず、第一にパンフレットの作成です。目的としましては、会員および新規会員に対し、各駐屯地会長等が曹友会について軽易に説明ができるための資料を作成・配布し、より一層の理解促進を図っていきたいと思います。
第二に、繋がりを強化するために、日米親善交流および女性会員の目線に立った事業を推進していきます。詳しくは、じ後の会誌およびホームページなどで紹介していきたいと思
います。
おわりに
令和五年度の会務運営方針および新たな取り組みについてお伝えさせていただきましたが、さらに曹友会活動が活性化および会員・会員家族の皆さんの個人の充実が図れるよう励んでまいります。
さて、令和四年八月号の会誌「連合会長ハローページ」から連合本部役員を紹介しておりますが、今回は会務全般の統制・運営をする幹事長および事務長の紹介をします。

 

 

曹友連合会幹事長 大場曹長

新時代家族
全国の曹友ファミリーの皆さんこんにちは。曹友連合会幹事長の大場曹長です。
令和四年八月就任以来、幹事長として、曹友連合会長の運営方針である「時代に即した会活動」を具現実行するため、会務全般の統制および運営を行っています。
いまだコロナ禍であることは現実ですが、その様相は変移しており、新たなコロナ時代に突入しているといえます。子供のころに見たドラえもんの世界。遠くの存在だと思っていた人とリモート会議、テレワークなどを活用しながら、コロナは今までにない価値をあっという間に世の中に浸透させました。その結果、多くの人は、「時間」を創造することができたのではないでしょうか。自分と向き合う時間、家族との時間が増えるほど大切なものに気付くキッカケにもなったと思います。人と気軽に会えないからこそ「繋がり」を求め自分に必要なもの、真に大切なものを考える時間が増え、思わぬ効果をもたらしたのも事実です。また、行動することの大切さを知ることもできたのではないかと思います。目下のパンデミックにより、自ら行動を起こすことへのハードルが格段に上がりました。理由の一つは、行動を起こさなくても、「コロナだからしょうがない」と言い訳ができてしまうことです。しかし、コロナ禍を嘆くことに意味はあるのでしょうか。本当に必要なのは、その中だからこそできることを常に見いだし、行動することではないでしょうか。私たちを取り巻く生活や環境の変化はとどまることを知りません。今こそ制限や制約を逆手に取り、コロナだからこそ何をやるのか模索するときです。会員の力を結集し、そして、役員の新しいアイデアから曹友会の存在意義に新たな価値を創造し、幾多の危機を一丸となって乗り越えていきましょう。コロナが終息した将来仲間と笑い合えるように、会員一人ひとりの行動が、諦めかけた会活動を実現できるものと信じています。いつでも曹友会は家族のように寄り添っていますし、連合の私たちも立ち止まっている暇はありません。

曹友連合会幹事長 大場曹長

 

 

曹友連合会事務長 工藤曹長

全国の会員の皆さま、日ごろの訓練・隊務等、本当にお疲れさまです。
令和四年八月から、曹友連合会事務長に就任いたしました工藤曹長です。私は今まで、曹友会活動に積極的に参加したことはなく、曹友連合会の存在すら知りませんでした。しかし、曹友連合会長をはじめとして、曹友連合会本部・各方面曹友会長・刊行事務局の皆さんが曹友会についていろいろと教えてくださり、少しずつですが学んでおります。もしかすると、会員の中にも私のように曹友会が具体的に何をしているのか、会費がどのように使用されているのか知らない方もいるかもしれません。少しでも会員の皆さまに曹友会を知ってもらうとともに会員の意見を聞いたり、曹友連合会長の考えを会員に伝えられる、橋渡し役となれるよう努力したいと思います。
最後に、新型コロナウイルスの感染症法上の分類も五月八日に「二類相当」から季節性インフルエンザなどと同じ「五類」に移行するそうです。今まで、曹友会活動も思うようにできていなかったと思いますが、これからは感染対策を万全にして活動を再開し、会員・家族の充実を図るとともに、地域の皆さまとの交流を深めてほしいと願っております。そして、曹友会のさらなる発展のために尽力して参ります。

曹友連合会事務長 工藤曹長