7年7月18日に海田市駐屯地内にコラボレーション・マンホールが設置されました。
このマンホールは、前海田市駐屯地曹友会長である中尾曹長の長女「朱里」さんがデザインしてくれました。幼いころから曹友会主催のプロスポーツ観戦事業の手伝いや各種ボランティアを実施してくれた彼女は、活動の中で自衛官に対する理解と尊敬の念が芽生えていったそうです。そんな彼女だからこそデザインできたマンホールを、デザインに込めた思いと共にご覧ください。
【①渦】
表すものは人々の魂や心、バラの花です。
自衛隊は大きな組織であり、命に関わる重要な仕事もあります。そのような組織では、人々の団結は不可欠です。人と人は、形だけの繋がりではなく、心で信頼し合うことが大切になってくると思ったので、人々の気持ちや精神が一つにまとまるという意味で一つの大きな渦を描きました。また、海田市駐屯地には、バラが植えられていて、渦に合わせて青いバラを描きました。
青いバラの花言葉は、「夢が叶う」「神の祝福」です。
「自衛隊に夢を持って入隊した全ての人の思いと夢が報われるように」ということを願って描きました。そして広島県には、神の宿る島と言われる宮島があります。「宮島の神様のご加護がありますように」「地域(の神様)への愛と感謝を忘れないように」という思いも込めました。
【②鯉(百万一心)】
鯉は、広島県が誇る産業の一つです。生産量は全国2位で、鯉産業発祥の新潟に次ぎます。中国の伝説では、激しい水流を登りきった鯉は龍になるという話があります。そして、鯉は幸運の象徴であり、縁起の良い動物です。自衛隊の皆さんが、辛いことや大変なことを乗り越えて成長した自分になること、幸せで恵まれた状況で仕事ができるということ、広島県を象徴する動物を使うことで郷土を愛する気持ちを持ってもらうことを願ってこのデザインにしました。
皆さんが大切にしている、郷土の戦国時代の英雄・毛利元就公の「百万一心」と鯉が融合しているデザインにより、より身近に地域を感じていただけると思います。
【③3本の矢】
「矢は1本だと折れてしまうが、3本束ねればそう簡単には折れない」という毛利元就公の教えにちなみ、人間も1人では乗り越えられないとき、人と団結することが大切であるというメッセージを込めました。人と人とが心で繋がり、3本の矢のように結束することの大切さをマンホールを見た時に思い出していただけるかと思います。
【④カープ坊や】
今まで紹介した、「地域への愛」「人との繋がり」「自分の成長」をイメージしたモチーフだけでは、関心が薄い方もいらっしゃると思います。そこに、皆に愛されるカープ坊やをデザインすることによって、より長く、より多くの人に大切にされるマンホールが出来上がると思いました。